涙管チューブ挿入術は、詰まった涙の通り道を再び開通させるための手術です。涙は目頭の涙点から涙小管、涙嚢、鼻涙管を通り、鼻へ流れていきます。この経路のどこかが狭くなったり閉じたりすると、涙が行き場を失って目からあふれます。
手術では涙道内視鏡を涙点から入れ、閉塞している部分を直接見ながら開通させます。
私はこれまで、大学病院の形成外科および眼科の両分野で研鑽を積み、顕微鏡下手術を多数執刀して参りました。その後、当グループの鹿嶋理事長に師事し眼形成・眼窩外科分野で4,000件以上の執刀経験を積んでいます。2024年より当院の副院長となり千葉県内の患者さまに最善の治療を提供してきました。また国内外の学会で講演を行い、最新知識を常に取り入れております。
他院で治療が難しいと言われた「まぶた」や「なみだ」の疾患に対しても、最善の選択肢をご提案いたします。最新の知識と長年の経験に基づいた、痛みの少ない治療をお約束します。一人で悩まず、ぜひ一度私たちにご相談ください。
涙があふれる、目やにが増える。その背景に、涙の通り道である涙道の詰まりが隠れていることがあります。涙管チューブ挿入術は、涙道内視鏡で詰まった場所を確かめながら開通させ、細いシリコンチューブを一定期間留置する手術です。まぶたとなみだのクリニック千葉では、方法・効果・ダウンタイムをご説明したうえで、必要な治療だけをご案内します。

まぶたとなみだのクリニック千葉
涙管チューブ挿入術の特徴
皮膚を切らないので顔に傷が残りません
目頭の涙点から涙道内視鏡を入れて行うため、顔にメスを入れずに治療できます。
詰まりの場所を画面で確かめながら開通させます
モニターで閉塞部の位置と厚みを確認しながら操作し、正常な粘膜への負担を抑えます。
日帰りで、片眼10〜20分程度
局所麻酔に鎮静(静脈麻酔・笑気麻酔)を組み合わせ、当日中にご帰宅いただけます。

涙管チューブ挿入術は、詰まった涙の通り道を再び開通させるための手術です。涙は目頭の涙点から涙小管、涙嚢、鼻涙管を通り、鼻へ流れていきます。この経路のどこかが狭くなったり閉じたりすると、涙が行き場を失って目からあふれます。
手術では涙道内視鏡を涙点から入れ、閉塞している部分を直接見ながら開通させます。
開いたあとは細く柔らかいシリコンチューブを通し、当院では約2か月(状態により延長する場合があります)を目安に留置しています。留置中に粘膜が治っていく過程で通り道の形が保たれ、抜去後も涙が流れる状態を目指します。皮膚を切開しないため、顔に傷が残りません。
当院では手術日当日に涙道内視鏡を使い、閉塞の位置と程度を確かめます。
内視鏡は涙点からそのまま挿入できる細径のファイバースコープです。先端のカメラが涙小管や涙嚢の内部をモニターへ映し出すので、どこで通り道が途切れているのかを目で確認しながら進められます。閉塞部が分かったら、内視鏡の先端で膜状の組織を少しずつ穿破(涙道をふさいでいる膜を破って穴を開けること)し、鼻へ抜ける経路を作ります。
内視鏡が普及する前は、金属の探針(ブジー)を手探りで進める方法が主流でした。
手の感覚だけを頼りにするため、閉塞部を正確にとらえられず、本来の経路から外れて涙道の壁を突き破る誤穿孔が起こりえます。無理に押し進めれば粘膜が傷つき、瘢痕(傷が治るときにできる硬い組織)が新たな狭窄(通り道が細くなること)を招く原因になります。
また、抵抗を感じても、その正体が膜状の閉塞なのか、涙石なのか、肉芽(治る過程でできる赤いふくらみ)なのかをブジー単独で見分けることはできません。涙石が原因なら洗い出す処置が必要ですし、肉芽であれば無理に押すと出血を招きます。
涙道内視鏡下では、進む方向と抵抗の正体をモニターで確認しながら操作できます。必要な部位だけを最小限に穿破できる点が、手技の精度と安全性につながっています。
涙管チューブ挿入術は、すべてのなみだ目に適しているわけではありません。閉塞の場所・程度・経過によって、向き不向きが分かれます。
| 状況 | 治療方針の目安 |
|---|---|
| 発症から日が浅い流涙 | 涙管チューブ挿入術が向いています |
| 軽度〜中等度の涙道閉塞 | 涙管チューブ挿入術が向いています |
| 涙点・涙小管の狭窄 | 涙管チューブ挿入術が向いています |
| 抜去後に再閉塞をくり返す | 涙嚢鼻腔吻合術が候補になります |
| 涙嚢炎をくり返している | 涙嚢鼻腔吻合術が候補になります |
| 瘢痕が広範囲に及ぶ | 涙嚢鼻腔吻合術が候補になります |
発症から間もない閉塞や涙小管レベルの狭窄では、チューブ留置で通り道が保たれやすい傾向が知られています。
一方、抜去後に再閉塞をくり返す方や涙嚢炎をくり返す方では、鼻の中に新しい涙の通り道を作る涙嚢鼻腔吻合術(DCR)が選択肢に入ります。
腫瘍や外傷が背景にある場合は、まず原因の評価を優先します。
どちらが適しているかは、涙道内視鏡の所見と症状の経過を合わせて判断いたします。迷っている段階でもかまいませんので、まずは診察でご一緒に確認させてください。
涙嚢鼻腔吻合術(DCR)を詳しく見る
手術は日帰りで行います。
来院後は問診と麻酔の準備を行い、手術室へ移動します。手術そのものは片側で10〜20分程度です。終了後は回復室で休み、体調と鼻出血の落ち着きを確認してから帰宅となります。ここからは当日の流れを3つの段階に分けてご説明します。
麻酔の方法は、閉塞の範囲や不安の強さに合わせて決めていきます。
当院では基本的に、局所麻酔と鎮静麻酔を併用して手術を行います。局所麻酔では、点眼麻酔に加えて涙点まわりと鼻の粘膜へ麻酔薬を効かせ、痛みを大きく抑えます。そこに鎮静(静脈麻酔・笑気麻酔)を組み合わせ、うとうとと眠り、呼びかけると目を覚ます程度の深さで管理します。痛みや操作音の記憶が残りにくく、体の力が抜けるため手技も安定します。準備が短く、術後も早めに帰宅しやすい進め方です。
なお鎮静では、呼吸が浅くなる、術後に吐き気やふらつきが出るといった可能性もあるため、術中は呼吸や血圧の状態を確認しながら進めます。
「手術中はまったく意識をなくしていたい」「鼻の処置に強い不安がある」といったご要望があれば、全身麻酔で行うことも可能です。眠っている間に手術が終わるため、緊張の強い方にも選びやすい方法です。一方で、術前の絶食や術後の回復時間が必要になるなど、進め方が変わる部分もあります。どの方法にするかは診察でご一緒に確認し、無理におすすめすることはありません。
開通からチューブ留置までは、内視鏡の映像を見ながら段階的に進めます。
まず涙点をわずかに広げ、内視鏡を涙小管へ挿入します。モニターで閉塞部の位置と厚みを確かめ、先端で慎重に穿破して鼻涙管から鼻腔までの経路を作ります。生理食塩水を流して鼻へ抜けることを確認し、次の段階へ移ります。
続いて上下の涙点からシリコンチューブを通し留置します。チューブは細く柔らかいため、装着後の違和感は数日で薄れていきます。所要時間は、当院では片側おおむね10〜20分程度、両側でも1時間以内に終わることがほとんどです。癒着や瘢痕が強い場合は、時間が延びます。
手術が終わったあとは、すぐに帰宅せず回復室で休んでいただきます。
約1時間を目安に安静を保ちます。ふらつきや吐き気がないこと、鼻出血が落ち着いていることを確認してから退室となります。
全身麻酔を選んだ方は、ご家族など付き添いの方の同伴が必要です。電車やバスでのお帰りは転倒の危険があるため避けてください。ご自身での運転も当日は禁止しています。移動はタクシー、またはご家族の車での送迎をご利用ください。
遠方からお越しの方は、近隣の宿泊先を確保しておくと当日の移動が楽になります。
涙管チューブ挿入術は開通が得られやすい方法ですが、全員が永続的に治るわけではありません。
鼻涙管閉塞に対する涙管チューブ挿入術では、開通が得られる方が多い一方、抜去後に再閉塞する場合もあります。閉塞から時間が経っている、涙嚢炎をくり返している、瘢痕が広い範囲に及ぶといった条件では、再閉塞が起こりやすくなります。
再閉塞が起きても、そこで手立てが尽きるわけではありません。次の選択肢として、涙嚢と鼻腔を直接つなぎ、新しい通り道を作る涙嚢鼻腔吻合術(るいのうびくうふんごうじゅつ・DCR)があります。閉塞した部分を押し広げて通すチューブとは違い、閉塞部を迂回する道を新しく作るため、再閉塞の起こりにくさがこの手術の大きな特長です。術後に再閉塞しない割合は一般に約95%と報告されており、当院(千葉院)では98%の方が再閉塞なく経過しています(2023年1月〜2024年8月、52件)。鼻の中から内視鏡で行う方法(鼻内法)であれば顔に傷を残さずに行え、長期の開存が期待できる方法として位置づけられています。当院では適応の判断から手術まで対応していますので、チューブ後の再閉塞でお困りの方もご相談ください。
涙嚢鼻腔吻合術(DCR)を詳しく見るまずチューブで様子をみるのか、はじめから吻合術を選ぶのかは、涙道内視鏡の所見と生活への支障の大きさをもとにご一緒に決めていきます。数字はあくまで目安で、実際の経過は涙道の状態によって変わります。
ダウンタイムは、術直後・チューブ留置中・抜去後の3つに分けて考えると見通しが立ちます。
大きな切開を伴わないため、日常生活への制限は限られます。ただし鼻出血や違和感といった変化は数日続きます。ここからは時期ごとに、起こりやすい症状と気をつけたい点を順にご説明します。仕事や外出を再開する目安も、あわせて確認していきましょう。
術後1週間は、時期ごとに出やすい症状と対応が変わります。次の流れで確認してください。
痛みや腫れが強まる、発熱を伴うといった変化に気づいたら、早めにご連絡ください。
チューブは細く透明に近いため、正面から見てもほとんど分かりません。留置期間はおおむね2か月が目安で、状態により延長する場合があります。
留置期間が終わると、外来でチューブを抜きます。抜去のタイミングは症状と粘膜の治り方をみて判断します。
手術のあとは、涙の通り道にチューブが入った状態が約2か月続きます。再閉塞や感染を防ぐため、次の点を守っていただくと経過が安定します。
チューブの先端が目頭から飛び出してきたときは、ご自身で引っ張らずにご連絡ください。強い痛み、目やにの増加、目頭の赤い腫れ、発熱がある場合も早めの受診をお願いします。飲酒は出血が落ち着いてからの再開となります。
涙管チューブ挿入術には、利点と限界の両方があります。対比して整理します。
メリットの一つは、皮膚を切開しないため顔に手術跡が残らない点です。
麻酔は局所麻酔(ご希望に応じて鎮静を併用)で行い、当院ではおおむね片眼10〜20分程度、当日帰宅していただけます。
涙道内視鏡を使うと閉塞部位を画面で確認しながら操作でき、正常な粘膜への負担を抑えられます。骨に穴を開ける涙嚢鼻腔吻合術と比べ、体への負担が軽い方法です。
デメリットの一つは、再閉塞の可能性です。閉塞が長期にわたる場合や癒着が強い場合には、チューブを抜いたあとに再び詰まることがあります。涙道の状態によってはチューブを通せず、別の術式に切り替える判断となる場合もあります。
留置期間があることも負担になります。約2か月が目安で、その間は定期通院が必要です。目頭に軽い異物感を覚える方もいらっしゃいます。
合併症としては、鼻出血や涙点の裂け(涙点の縁が裂けて広がる状態)、肉芽形成が挙げられます。
効果の出方には個人差があり、診察で涙道の状態を確認したうえで適応をご説明します。
WEB予約はこちら手術前によくいただくご質問をまとめました。ここに無い疑問も、診察時に遠慮なくお尋ねください。
A. 点眼麻酔と局所麻酔を併用するため、手術中の強い痛みはほとんどありません。麻酔の注射時に軽い痛みがあり、術後は目頭の鈍い違和感が数日残ります。
A. 日帰りで行います。手術後は院内で休んでいただき、状態を確認してからご帰宅いただきます。
A. 両眼に閉塞がある場合、当院では基本的に同日に両眼の手術を行っています。通院や術後の生活の負担を一度にまとめられるためです。ただし、左右で閉塞の程度が大きく異なる場合や、体調やお仕事の都合などによっては、日を分けて片眼ずつ行うこともあります。どちらの進め方にするかは、生活への影響を伺いながらご一緒に決めていきます。
A. 再閉塞が起きた際は、再度のチューブ挿入か、涙嚢鼻腔吻合術への変更を検討します。閉塞部位と原因を内視鏡で確かめたうえでご提案します。
A. デスクワークは翌日から可能な方が多く、力仕事や運動を伴う業務は1週間ほど調整をお願いしています。飲酒や長風呂は、出血が落ち着くまで2〜3日ほど控えてください。
A. 涙道閉塞の治療として健康保険が適用されます。自己負担額は負担割合や検査内容で変わるため、診察時に具体的な金額をご案内します。

涙道内視鏡による涙管チューブ挿入術は当院へ

眼形成領域のリードクリニックとして
眼形成を、日本のインフラに
年間1万2000件以上の
眼形成手術の実績
日本全国に6医院
グループ医院を展開
大学病院を含む
1,281機関からの紹介実績
※東京・大阪・京都・千葉・新前橋の5医院、2025年1年間での症例対応件数
涙があふれる、目やにが増える。その原因が涙道の詰まりにあるなら、涙管チューブ挿入術で通り道を開ける方法があります。皮膚を切らずに、片眼10〜20分程度の日帰り手術です。
当院では涙道内視鏡で詰まりの位置と程度を確かめたうえで、チューブで対応できるのか、涙嚢鼻腔吻合術が向いているのかを判断します。診断から手術、チューブ抜去後の経過観察まで同じ医師が担当します。
「まず原因だけ知りたい」というご相談でもかまいません。ご予約はお電話またはWeb予約フォームから承ります。
当院は、まぶた、眼窩、涙道に特化した眼形成手術の専門施設です。豊富な経験と専門的な知識をもとに、一人ひとりのお悩みに寄り添い、最適な治療をご提案いたします。
他院で修正することが難しいと判断された方でも、今まで来院されたほとんどの方が治療が可能ですので、まずは一度ご相談いただけたらと思います。
オキュロフェイシャルクリニックグループは、
東京、大阪、京都、千葉、新前橋の5つのクリニックを日本全国に展開する、眼形成外科の専門クリニックです。
私たちは、年間1万件以上の眼形成手術実績を持ち、日本全国No.1の治療実績を誇ります。
各クリニックでは、眼形成外科医が手術を担当し、
他の美容外科では得られない高度な技術と専門性を提供しています。
眼瞼下垂、目の下のたるみやクマ取り、ハムラ法、なみだ目治療、バセドウ病眼症、眼球突出、他院修正手術など、眼と目元に関するあらゆる悩みに対応します。
私たちの眼形成外科医は、自然で美しい仕上がりをお約束し、患者様の満足を第一に考えています。
オキュロフェイシャルクリニックグループでは、
最新の技術と豊富な経験を持つ専門医が皆様をお迎えし、安心して治療を受けていただける環境を整えています。
各クリニックは、それぞれの地域で皆様に質の高い医療を提供することを目指し、日々努力しています。
どうぞ、お近くのクリニックにご相談ください。
バセドウ病・甲状腺眼症は、治ったら元通りではなく、以前とは全く異なる見た目・容姿になってしまうことです。
眼瞼下垂の原因は大きく2種類あり、「皮膚のたるみによる眼瞼下垂」と「筋肉の弱りによる眼瞼下垂」です。
他院で行った手術でこれ以上治らないと思われた患者さんでも、当院で何か改善できる場合があります。
当院は皮膚を切らずに、白目(結膜)からアプローチする眼窩骨折手術を行います。これによりキズが残りません。
まつ毛の向きが眼球の方を向いているため、眼球と接触してキズを作りさまざまな症状をきたします。
目もと・鼻の根元・眉間のしわ・おでこのしわを抜本的に改善することが出来る手術です。
なみだ目(流涙症)は、分泌された涙の排出経路(涙道)の機能不全によって起こりやすいです。
目の下にクマ・ふくらみができている、下まぶたにたるみ・シワが生じた、などを解決いたします。
突然訪れた事故で負ってしまった怪我をキレイに修復する修正することが可能です。
オキュロフェイシャルクリニックでは、皮膚の表面を切らずに、埋没法を用いて二重を作ることが可能です。
顔面神経麻痺は、様々な原因でなりますが、顔面が非対称になってしまうため、顔貌が大きく変わってしまいます。
目の奥の脂肪や骨を切除する眼窩減圧術を用いることで、生まれつきの眼球突出を治療できます。
他院で眼瞼下垂手術を行い、「失敗した・やり直したい」を当院で実現できるかもしれません。
オキュロフェイシャルクリニックでは、義眼でお悩み・お困りごとを解決いたします。
〒104-0061
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※当院の診療は完全予約制になります。