BLOG医院ブログ

今日もよろしくお願いします。

専門医試験を理由に1ヶ月以上ブログをさぼっておりましたが、再開します！いつもありがとうございます。

専門医試験無事終わりました！一応自己採点は8割程度でしたのでおそらく大丈夫かと思いますが………

今年も去年に引き続きなかなかの難易度でした。僕の同期の先生が試験直後に配信した動画をupします。

今年専門医試験を受けた人には抱腹絶倒だと思います。ぜひ見てみてください。

YouTube

総統閣下は第34回 眼科専門医認定試験にお怒りのようです

https://www.youtube.com/watch?v=rhMp8Gug84U

ヒトラー～最期の12日間～

さて本日はanterior lamellar reposition（以下ALR）についてお話ししたいと思います。

以前のブログで逆さ睫毛の分類について行いました。

菊地良の眼形成スーパードクターへの道

『睫毛乱生と睫毛重生とmarginal entropionについて』

https://ameblo.jp/oculoplastics-kikuchi/entry-12726380621.html

今日もよろしくお願いします！ 自分は住まいが田舎のため運転時間や移動時間が長いです。早く銀座の近くに引っ越したいです。移動時間はスマホで本を見たりお勉強できる…

上眼瞼のentropionやtrichiasisを治すのって本当に難しいと実感する日々です。

maginal entropionも難しい病態の一つで、マイボーム腺自体が眼球側に内方回旋しているため少なくとも毛根切除やHotz法では全く治らないです。

そこで出てくるのが当院で行なっているALRです。

今のところmarginal entropionに対して行う術式の選択において定義されたコンセンサスはありません。

既報でanterior tarsal flap rotation combined with anterior lamellar reposition (ATFR+ ALR)を選択しているものがありましたので紹介します。

PubMed

Anterior lamellar repositioning and grey line split for upper lid entropion i...

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/8944093/

This procedure has a good long-term outcome with minimal complications. Activation of severe conjunctival inflammation occurred in 13% of cases and this must be considered pre- and post-operatively.

上記既報で紹介されているATFRを行うかどうかですが、